Dienstag, 9. Mai 2017


浪江町山林火災における福島県農家の本末転倒な反応!
此の度、友人からのメールによって知った事ですが、紀伊民放という報道紙がコラム紙面上で浪江の山林火事によるひばくの可能性を指摘し、自己防御の必要性を報じたが、これが<デマ>と叩かれて、同紙は謝罪させられたそうです。 これは、今回の浪江町の山林火災においてそれによる放射線量の増加が周辺地区において測定されていないにもかかわらず、同火災による放射能汚染の危険性が同紙によって報道され、それにより風評被害がもたらされたとの抗議が福島県農家より相次いだためとの事です。
紀伊民報の5月1日のコラムです: http://www.agara.co.jp/column/mizu/?i=332963
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<デマだ><風評被害だ>と抗議する農家の声は、まさに本末転倒としかいいようがありません。
現時点での線量の測定結果がどのようなものであれ、現実に原発事故現場に隣接している高濃度放射能汚染危険地区で山林火災が発生した以上、放射能汚染による被害の<可能性が否定できない>ことは厳然たる事実であり、安全対策として、人体への被害が発生する前に予め、被害発生を前提とした自己防衛を推奨するのは当然です。したがって、この報道は全面的に正しく、このような報道をする事こそ、報道機関としての責務です。被害が発生してから自己防衛対策を推奨して何の意味があるのでしょうか?被害の可能性を考慮し、事前に対策を推奨してこそ、報道の価値があることは、多少でも論理的思考能力があればだれにでも理解できるはずです。
福島県(および周辺地域)において、放射能汚染と人体への被害の危険が科学的に明白に否定できない以上、同地域に住むこと自体当然危険であり、風評でも何でもない事実です。
福島県の農家は風評被害を訴えるのではなく、彼らに甚大な損害を与えた日本の政府行政及び東電をこそ納得できる損害賠償を勝ち取る迄、訴え続けるべきでしょう。
紀伊民放は報道紙として極めて正当な報道をしたにも拘わらず、なぜ、圧力に屈して謝罪までするのか?これでは原発事故の被害の実態を隠蔽し責任逃れを続けるこの国の政府行政、東電、大手原子力関連メーカーの思うつぼではないか!紀伊民放よ、せっかく正しい報道をしていながら、ちょっと圧力を掛けられて報道の良心を簡単に放棄するとは、なんと卑屈で弱腰な事か!しっかりしたまえ!
この国は狂っているとしか言いようがない...

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